土曜日には2本開けることがちょくちょくあります。2つ以上のワインを並べて比べてみたいとか、1日経ったワインを飲んでみたいとかいうのがその理由です。以前は「お勉強」的に、同じ収穫年、同じくらいの価格帯の、別の地方や生産者のワインを「飲み比べ」したものでした。最近は飲み比べというよりは、「白も赤も飲みたい」とか「前菜ワインとメインワイン」とかいうパターンが多かったです。けど、たまには「お勉強」もやってみるか、と。


特別な日でもないのにGG2本はさすがに贅沢なので、一つ下の「Erste Lage」で揃えました。
「通」の人たちは、同じ生産者の畑違いを楽しまれるようですが、私のレベルでは違いが認識できないことも多いので、「別地方」にすることが多いです。もっとも、地方の違い以上に生産者の違いが表に出ることもあるでしょうけど。
WeilのKlosterberg、
仕入れてすぐの5月(?)に飲んだときは、「いくらなんでも早すぎた」ので暫く封印。今回のが2本目です。
Bu"rklin-Wolfの方はこのカテゴリーを7種出していて、2012年は2本ずつ買いましたが、これまでにどれとどれを飲んだか覚えていません。とりあえず、2本残っているやつの1本を、といういい加減な選び方。
一応ブラインドでやってみます。抜栓の瞬間の香りで分かってしまうかもしれないので、コルクが抜ける直前まで自分でやって、あとは私が後を向いている間に息子に注いでもらいました。
色は、片方が少し濃いです。これで既に先入観から大体の見当がつきます。
香りをかぐと、色の薄いほうは、ごくオーソドックスな、でも結構旨そうなリースリング。色がやや濃い方は、よく熟したリースリングの香り+ちょっと変わった香り。見に覚えはあるのですが、何だったか思い出せない香りです。感覚鈍い私でも、それぞれの作り手の特徴というか方針の違いは知らないわけではないので、この段階でどっちがどっちか、ほぼ確実に。一口づつ飲んで、それを確認したという感じ。
、、、と偉そうに書きましたが、外れていたらどうしよう。。。幸い外れてはいませんでした。色の薄いほうがWeil、やや濃い目の方がBu"rklin-Wolfです。
Klosterberg、今回はちゃんと開いていて(あくまで私の指標ですが)、なかなか濃くて好みでした。
Langenmorgenは、十分に熟したブドウのエキスの甘みに、ちょっと渋い感じがするのは木樽醸造からでしょうか。
Weilもこのクラスには木樽を使うようになったらしいですが、それを強く感じることはありませんでした。この辺は好みも分かれるところでしょうか、私自身はあまり木樽を感じないほうが好きです。
さすが、それぞれの地方No.1の生産者だけあって、GGではないものの、下手なGG顔負けの素晴らしいワインでした。
、、、、おかげで、それぞれ半分づつだけ飲むはずが、8割方飲んでしまったようで、翌日曜日は昼まで寝てしまいました。