2013年 11月 22日
2013年11月21日(金)、古酒といってもいいのかな? |
今週末は金~月の4晩とも自宅ご飯の予定なので、古い甘口を開けることにしました。
前にも書きましたが、我が家の晩ごはんパターンではデザートワインの出番がないので、甘口ワインは食前酒っぽくのみます。場合に寄っては食後酒にも。
駐在初期に結構買い込んだものの、その後好みが変わってあまり飲まなくなってしまったワインが結構ありまして、コルクや中身の状態も不安です。更に大半は他所に預かってもらっていたり、自宅にあってもダンボールの中。我が家の地下物置、そんなに広くないので全部棚に並べることができません。なので、時々ダンボールを一箱開けて棚に並べ、棚の場所が空いてきたらまた次のダンボールを開ける、という具合。
だいぶ前から棚に並んでいる物の中でも、とりわけ古い方でコルクが心配なやつを手にとりました。
ラインガウ州営、88年のラウエンターラー=ゲールン。
このヒゲ文字が嬉しいです。確かに慣れるまでは読みにくいけど、今時は裏ラベルに普通の字で書くことが多いので、表ラベルにはもっと復活してもいいのになぁ、と思う私は懐古趣味でしょうか。
フランクフルトに住み始めたのが93年なので、買出しに行った時点ですでに古めのワインだったはず。シュタインベルクとか、マルコブルンとか、バイケンとか、そういうメジャーなやつの古いのはとっくに売り切れていた中で、ちょっとマイナーなこの畑のが残っていたので買ったのだろうと思います。
コルクは恐れていたほどグズグズにはなっていませんでした。わりと弾力も残っていて、それなりに密閉されていた模様。ですが、最後の最後でちぎれてしまいました。
色はさすがに茶色を帯びては居ますが、そんなに濃くはありません。さほど激しく酸化していないのは、コルクの弾力が残っていたおかげでしょう。
グラスに注ぐと、良く熟したリースリングの典型的な香り。好きです!(だったらもう少し飲めばいいのにね)
口に含むと、だいたい香りから想像する通りの味です。これも好み。少し渋みはありますが、酸化が進んだワインにあるシェリーのような風味はありません。古酒というよりは、普通のワインとして飲める感じ。
アルコール度数9%のカビネットですから、元は結構甘みがあったと想像しますが、25年たった今はかすかな残糖程度。普段良く飲む「少し残糖あるトロッケン」と同じくらいかな、というのが私の感想でしたが、他の2人は「ちゃんと甘みあるよ」と。
こうなると食中酒としてもイケそうで、ちょっと悩みましたが、1日で空けてしまうのも勿体無いないなと、半分になったところで封印。
食中酒用にスタンバってたのは、こちら。
88年の古酒のあとに2012年とはいくらなんでも両極端とは思いつつも、在庫にあまり選択肢がないもので。
開栓と同時に、出来立てワインの香りが飛んできます。リリース直後のリースリングにわりと共通する香りかと思いますが、リリースから半年たってもまだその香りがするのはちょっと意外でした。先入観ゼロの息子は「香水みたいな匂い」といいます。先入観&雑念だらけの私には「ちょっとリースリングっぽくない香り」。
その昔、出来立てリースリングをほとんど知らなかった頃、出来立てのリースリング、ミュラー=トゥルガウ、ジルバーナーの3種を買って家でブラインドで開けたら、どれがどれだか全然分からなかった記憶があります。リースリングだけは分かると思ったのですが。それ以来、「出来立てリースリングは、意外とリースリングっぽくない香りがする」というのが私の経験則というか先入観です。
お味も、香りから想像される通りの、とっても新鮮なリースリングでした。晩ごはんを食べ終わる頃には、こちらのワインもほぼ半分くらいになっていたので、封印。
そんなわけで結構満足の一晩。
さて1日置いたワイン、どんな感じになっていますでしょうか。
前にも書きましたが、我が家の晩ごはんパターンではデザートワインの出番がないので、甘口ワインは食前酒っぽくのみます。場合に寄っては食後酒にも。
駐在初期に結構買い込んだものの、その後好みが変わってあまり飲まなくなってしまったワインが結構ありまして、コルクや中身の状態も不安です。更に大半は他所に預かってもらっていたり、自宅にあってもダンボールの中。我が家の地下物置、そんなに広くないので全部棚に並べることができません。なので、時々ダンボールを一箱開けて棚に並べ、棚の場所が空いてきたらまた次のダンボールを開ける、という具合。
だいぶ前から棚に並んでいる物の中でも、とりわけ古い方でコルクが心配なやつを手にとりました。
ラインガウ州営、88年のラウエンターラー=ゲールン。
このヒゲ文字が嬉しいです。確かに慣れるまでは読みにくいけど、今時は裏ラベルに普通の字で書くことが多いので、表ラベルにはもっと復活してもいいのになぁ、と思う私は懐古趣味でしょうか。
フランクフルトに住み始めたのが93年なので、買出しに行った時点ですでに古めのワインだったはず。シュタインベルクとか、マルコブルンとか、バイケンとか、そういうメジャーなやつの古いのはとっくに売り切れていた中で、ちょっとマイナーなこの畑のが残っていたので買ったのだろうと思います。
コルクは恐れていたほどグズグズにはなっていませんでした。わりと弾力も残っていて、それなりに密閉されていた模様。ですが、最後の最後でちぎれてしまいました。
色はさすがに茶色を帯びては居ますが、そんなに濃くはありません。さほど激しく酸化していないのは、コルクの弾力が残っていたおかげでしょう。
グラスに注ぐと、良く熟したリースリングの典型的な香り。好きです!(だったらもう少し飲めばいいのにね)
口に含むと、だいたい香りから想像する通りの味です。これも好み。少し渋みはありますが、酸化が進んだワインにあるシェリーのような風味はありません。古酒というよりは、普通のワインとして飲める感じ。
アルコール度数9%のカビネットですから、元は結構甘みがあったと想像しますが、25年たった今はかすかな残糖程度。普段良く飲む「少し残糖あるトロッケン」と同じくらいかな、というのが私の感想でしたが、他の2人は「ちゃんと甘みあるよ」と。
こうなると食中酒としてもイケそうで、ちょっと悩みましたが、1日で空けてしまうのも勿体無いないなと、半分になったところで封印。
食中酒用にスタンバってたのは、こちら。
88年の古酒のあとに2012年とはいくらなんでも両極端とは思いつつも、在庫にあまり選択肢がないもので。
開栓と同時に、出来立てワインの香りが飛んできます。リリース直後のリースリングにわりと共通する香りかと思いますが、リリースから半年たってもまだその香りがするのはちょっと意外でした。先入観ゼロの息子は「香水みたいな匂い」といいます。先入観&雑念だらけの私には「ちょっとリースリングっぽくない香り」。
その昔、出来立てリースリングをほとんど知らなかった頃、出来立てのリースリング、ミュラー=トゥルガウ、ジルバーナーの3種を買って家でブラインドで開けたら、どれがどれだか全然分からなかった記憶があります。リースリングだけは分かると思ったのですが。それ以来、「出来立てリースリングは、意外とリースリングっぽくない香りがする」というのが私の経験則というか先入観です。
お味も、香りから想像される通りの、とっても新鮮なリースリングでした。晩ごはんを食べ終わる頃には、こちらのワインもほぼ半分くらいになっていたので、封印。
そんなわけで結構満足の一晩。
さて1日置いたワイン、どんな感じになっていますでしょうか。
by budou-no-sato
| 2013-11-22 03:01