2023年 08月 22日
これも別目的で写真だけアップ。 |
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by budou-no-sato
| 2023-08-22 04:18
| Mosbacher
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2020年 09月 26日
テロワール違いのお勉強としては、同じ生産者、同じ収獲年、同じ等級の畑違いでかつ違いが分かりやすいのを同時比較するのがいいですよ~、とのアドバイスを前から頂いていました。先にOrtswein(日本式に言えば「村名ワイン」)級でやってみたときは、まあそんな感じかな、との印象。じゃあもっと特徴はっきりしていると思われる上級ワインでやってみよう、ということで贅沢に開けました。 グラスは各人2つ用意して片方に印付けて、家族に注いでもらって私にはブラインドで。家族はウンチクにあまり興味がないので畑名での先入観はありません。 <ワインA> 色は、生産者・等級・熟成年数とから予想される通りの濃いめの色。 注いだ時点から香りが強く立ち上がります。 熟度の高いブドウで造った濃いリースリングの典型だと自分では思う、わりと甘味を予想する香り。 酸化の進んだ印象が、この作り手の7年前のワインにしては控えめ。 飲むと、概ね香りから予想した通りの、自分好みの味です。 香りほどには甘くはないけど、でも辛口ワインとしては甘さ感じる方。 残糖高めの若いワインにある、直接的な糖分の甘味ではなくて、複雑な甘み。 一言で言って、かなり好みのワインです。 <ワインB> 色は「A」との違いは感じません。 注いだ直後~しばらくしても香りが控えめです。 甘そうな香りはほとんどなく、でも濃いワインの、苦そうな香り。 飲んだ印象もほぼ香り通り、甘味控えめで、苦みというか渋みというか、それらが支配的です。 確かに等級の高そうなワインであることは分かるけど、一口飲んで旨いと思うかどうかは微妙。 面白いし、こういうのも嫌いではないのですが、一般受けはしない方だろうなというのが自分の印象。 家族2人の印象もだいたい似たような感じではありますが、私が「Aの方が飲み易くて一般受けするかな?」というのに対して、家族たちは「そうとも言えないなぁ、Aも十分苦いと思うし、Bがそんなに飲みにくいとは思わない」と。 で、ブラインドで当てっこする私の回答は: A=Hohenmorgen B=Pechstein というのも、先入観としてHohenmorgenは「果実味豊か」、Pechsteinは「強いミネラル」、自分の好みは前者、という思い込みがあるものですから。 正解は、、、逆でした。がーん、ショック。 #
by budou-no-sato
| 2020-09-26 20:05
| Buerklin-Wolf
2016年 10月 07日
「少しは飲まなきゃ勿体ない」GGの類を、久々にあけてみようかという気分になりました。少し涼しくなったのと、土日の2日分けて飲んでもいいタイミングなので。
じゃあどれを開けるか。久々に少し年数経ったやつを飲みたいなというのと、でも何本かあるやつから開けるのがいいかな(後者がセコい考えですね)というので、この選択となりました。 ヴァイルさんの2010年、Erstes Gewa"chs。VDPが「Grosses Gewachs」を前面に打ち出すより少し前から、何軒かの造り手が上級辛口ワインに「Erstes Gewa"chs」というカテゴリーを提唱して、確かラインガウを中心にワイン法上も認められた表示になったとかどこかで聞き(読み)ました。それよりもっと前からあった「カルタ」のシンボルであったロマネスク風二重窓を横に3つ並べたシンボル付き。少なくとも2001年には存在したのは間違いない(ウチに実物アリ)ですが、何年に始まったのかまでは記憶がありません。このシンボルは黒地に白抜きと決まっていたようで、大抵の作り手のワインではエチケットの基本デザインが同じでもこのシンボルで遠目でも区別が付きました。 過去形で書いているのは、その後この区分が消滅したこと。多勢に無勢で押されたか、ラインガウも「Grosses Gewa"chs」に合流したのは2011年くらいからではないかと思います。なので、この2010年のEGはヴァイルさんの最後のEG。 それが理由ではなく、このワインが一際気に入って、前後の年の同じワインに比べても秀逸だと思ったので、その後何本か買い足しました。蔵元では売り切れていましたが、ショップMには在庫がありました。いわば「とっておきワイン」の一つですが、幸いまだ5~6本あるはずなので、この辺で1度開けてもいいだろうと思ったのは最初に書いた通り。 リリースの頃~買い足した頃の印象は「完熟感たっぷりのワイン」でしたが、5年経った今はどう感じるか。 色は、特に濃いという感じではありません。リリース時は濃い目だと思ったのに不思議。香りは、「ああ、コレだ!」。干しブドウ風と言うか、甘口アウスレーゼに通じる香りです。まあアウスレーゼ級のブドウで作っているだろうから当然と言えば当然かもしれないけど。 お味は、香りに反して甘みをさほど感じないのが不思議ですが、でも完熟ブドウのお味たっぷり。やっぱり、いいなぁ。 香りや味に関する記憶が人一倍いい加減だという自負はありますが、それでもあえて言うと、5年前とほとんど同じような感じです。この先、どんな風に変わっていくのか楽しみでもあります。 ところでこの手のワイン、食事と合わせにくいとか、どうせならワインだけ楽しむのがよいか、という話題が付きまといます。だからなかなか開けそびれていたというのもありますが、この日の感想は「ま、そんなことはいいじゃないですか。ワインとケンカするような食事はともかく、ワインを邪魔しない食事なら、美味しいものは美味しい」でした。 ===== さて、これを1日で飲んでしまうのは勿体ないと思ったのも最初に書いた通り。2日分けて飲むために、この日はもう一本、いわば「前座ワイン」を開けました。前座というには申し訳ない、ちゃんとしたワインですが、相手が相手なので。 最初、軽いリースリングを前座にとも思ったのですが、それではあまりに格の違いを痛感してしまうだけかもと思い、あえて別品種にしました。グリューナーフェルトリーナ。オーストリアを代表する白品種ですが、他の国ではまず見かけない品種でもあります。 ウチでも滅多に買わない品種でして、あやふやな記憶では「酸味の少ない、ブルグンダー系に通じる品種」かと思っていたのですが、このワインはもう少し酸味を感じる、リースリングとは別物だけどそんなに遠くもないワインのように感じました。 ところでこの日の飲み方ですが、実は「前座→真打」の順にではなくて、最初に両方とも開けて、並行して味見しながら飲みました。2種類の全然異なるワインを行ったり来たりという、およそ本格ワインマニアならまずやらないような邪道の飲み方。外飲みだと恥ずかしいけど、家飲みだからいいですよね。 週末ということもあって、どちらのワインも7割~8割方開けてしまいました。さすがのEGも、7割方空洞の壜で1日経ったあとは少し「抜けた」感じで、初日ほどの感動には至りませんでした。やっぱ、ヴァキュヴァンしたほうがよかったかな。(過去に、あれはあれで逆効果も感じたのでずっと使っていません。) #
by budou-no-sato
| 2016-10-07 05:40
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